第5回 2013年3月31日 (日) 「建築・不動産と情報技術」プロジェクトの見える化と合意形成

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建築・不動産と情報技術image イラスト:野口理沙子

Topic

建築・不動産と情報技術

ープロジェクトの見える化と合意形成ー
羽鳥達也、永島洋一、山口雄司、正光俊夫

建築の世界では風の流れや設備配管、不動産の場合は膨大な物件情報というように、情報技術の進展により、かつて不可視だった多くのものが認識しやすくなった。一方で土地や建物にまつわる情報の流れには断絶が生じている。大きな可能性を持ちながら設計から施工までのフェイズで活用されるに留まるBIM、マンションやオフィスビルの管理のみに使われるプロパティ・マネジメント用のソフトウェア、不動産仲介だけに活用される物件情報など、1つの不動産に対しても目的や建物のフェイズごとに、異なるツール、異なるデータベースが使われている。今回は、建築・不動産業界におけるお金と情報、そしてそこに係わる「人」の流れを分析し、ある物件やあるプロジェクトの中で起きる情報の断絶の要因を考える。そしてさまざまな立場の人間が土地や建物の価値をわかりやすく認識し、合意形成できるプラットフォームとは何なのか。企画から運用まで、さまざまなスケール、さまざまなフェイズで情報技術を駆使しながら土地や建物に関わるプロ4者とともに、建築・不動産プロジェクトの見える化/効率化を図り、合意形成を促すツールとしての情報技術の可能性を探る。

→詳しくは「事前レビュー(by 森村佳浩/@orihihs0y)」もお読みください

Date

2013年3月31日(日) 15:00 ~ 18:00 [バータイム(懇親会)18:00 ~ 20:00]

Site

会場:コクヨ エコライブオフィス品川
住所:東京都港区港南1-8-35
http://www.kokuyo.co.jp/creative/ecooffice/

Entrance Fee

前売り2,000円(学生1,500円)、当日2,500円(学生2,000 円)

※前売券のご購入はこちらから
http://peatix.com/event/11333

Seat

約80席

Speaker

羽鳥達也 (建築設計/日建設計 設計部 主管)

1973年生まれ。武蔵工業大学(現・東京都市大学)大学院修了。日建設計で『神保町シアタービル』『ソニーシティ大崎』等の設計を担当。東京都市大学、東京大学非常勤講師。日建設計ボランティア部。大規模プロジェクトや先進的な環境配慮型の建築の設計を通じ、気流、温熱環境、避難など種々のシミュレーションを活用した、多角的なプレゼンテーションによるコンセンサス形成を行って来た経験を踏まえ「逃げ地図」を開発。「逃げ地図」は避難地図としての利用のみならず、土地のリスクを可視化し、避難を意識した街づくりのための合意形成を促すプラットフォームとして、復興地のみならず未災地からも注目を集めている。

永島洋一 (ファシリティマネジャー/CTCテクノロジー)

1979年生まれ。大学で経営学を学び、卒業後ニチイ学館総務部に勤務。現在CTCテクノロジーネットワークエンジニアリング部にて法人向けにワークスタイルに関するコンサルティング事業やインフラ構築を手がける。転職した当初はオフィス構築におけるプロジェクトマネージャーを主務としていたがインハウスの経験を活かして発注者の目線からオフィス、サーバールームの計画段階におけるコンサルティング業務も担当している。

山口雄司 (システムアナリスト/シンクタンク、この後ニート)

1980年生まれ。大阪大学工学部建築工学専攻修了。シンクタンクのシステムエンジニアとして、不動産・流通業界等のシステム開発・維持に関わる。退職後、ソーシャル系不動産サイト設立の準備中。築40年のマンションをリノベーションして暮らしており、管理組合の代表経験もある。

正光俊夫 (テクニカルコンサルタント/オートデスク株式会社)

1978年福井県生まれ。高校卒業後アメリカに渡り、大学を転々としながらCAD/CAM、CMを学び、最終的にミシガン大学工学部都市環境工学科にてConstruction Engineering and Managementを専攻。大成建設株式会社建築部にて国内の現場監督、海外の大型プロジェクト管理、建築本部技術部を経て、オートデスク株式会社コンサルティング本部に転職。アブダビを始め、多くの海外のBIMプロジェクトに関わる。プロジェクト管理ソフトやBIMのようなIT技術を活用した建設プロジェクト管理を目指している。

Moderator

納見健悟、平塚 桂

Coordinator

森村佳浩